おやじの楽しみ
山岡家の味噌で迷うオヤジは、690円と840円の差を味で選ぶ
山岡家の味噌ラーメンは690円、特製味噌ラーメンは840円。150円差を上位互換と決めつけず、公式の味説明とカロリー表を見て、自分の好みに合わせて選ぶ。
味噌ラーメンを押すか、特製味噌ラーメンを押すか。山岡家の券売機で似た名前が並ぶと、150円の差が急に大きく見える。少し高い方を選べば正解なのか、それとも通常の味噌で十分なのか。券売機の前で差額をにらむ【150円だけ決めきれないオヤジ】に読んでほしい。
先に結論を言えば、公式情報から確認できるのは、価格と味の説明、カロリーなどの比較材料である。特製味噌が通常味噌の単純な上位互換だとか、150円が具材の差だけだとは断定できない。二つは味の方向が違う商品として考えるのが安全だ。
150円差は「同じ味の増量」と決めつけない
現在の公式レギュラーメニューでは、味噌ラーメンが690円、特製味噌ラーメンが840円と表示されている。差額は150円だ。商品名が似ているため、通常の味噌を少し豪華にしただけと思いやすいが、公式ページはそれぞれ別の説明を置いている。
味噌は「コクとキレを両立させた、山岡家の味噌」。特製味噌は「濃厚な白味噌を使用した、ワンランク上の味わい」と案内される。ここから読み取れるのは、店側が二つを異なる味の特徴で紹介していることだ。味噌の配合比、油の量、製法の細かな違いまでは公式ページに示されていない。分からない部分を想像で埋めないことが比較の出発点になる。
通常の味噌は「コクとキレ」を見る
通常の味噌ラーメンは、公式説明の「コクとキレ」が判断軸になる。濃厚さだけを求めるのではなく、味噌の厚みと後味の切れ方を一杯の特徴として考える商品だ。
価格を抑えながら、山岡家の味噌を基準にしたいなら、まず通常の味噌を選ぶ意味がある。味噌ネギラーメンや味噌チャーシュー麺へ進むときも、元の味を基準にして比べやすい。初めてで差額の理由が分からない場合、通常味噌から始めて、次回に特製味噌へ進む順番も取りやすい。
ただし、通常味噌が薄い、特製味噌が濃すぎるといった感想を万人に当てはめることはできない。味の感じ方は、麺の硬さ、脂の量、味の濃さなどの注文条件や、その日の体調でも変わる。公式にない味の優劣を、価格だけで作らないようにしたい。
特製味噌は「濃厚な白味噌」が手がかり
特製味噌は、濃厚な白味噌を使用したワンランク上の味わいと公式に説明されている。ここでいうワンランク上は、誰にとっても上位という意味ではなく、店が提示する商品コンセプトとして読むのがよい。
白味噌の濃厚さを試したい、通常味噌とは違う方向へ進みたい、今日は150円を追加して変化を選びたい。こう考える日なら、特製味噌を候補にしやすい。一方、味噌の基準を作りたい日や、派生商品へ回す予算を残したい日は、通常味噌でも問題はない。
特製味噌ラーメンを選んだからといって、通常味噌を知らなければならないわけではない。白味噌の方向が気になった時点で、先に試す選び方も成立する。順番に正解を作りすぎず、今日の目的を一つ決めることが大切だ。
カロリー表は「違いを測る定規」として使う
公式の基本商品アレルゲン一覧では、普通盛り・単品のカロリーとして、味噌ラーメンは1,196キロカロリー、特製味噌ラーメンは1,334キロカロリーと記載されている。数字だけを比べると、特製味噌の方が138キロカロリー高い。
ただし、公式はこの数値について、スープをすべて飲み干した場合の摂取カロリーだと注記している。麺量、スープを残す量、調味料の使用、トッピングによって、実際の摂取量は変わる。数字を健康評価や優劣の判定に使わず、注文を考えるときの目安として見るべきだ。
アレルギー情報についても、症状が発症しないことを保証するものではなく、調理器具や食器の使い分けをしていないとの注意がある。アレルギーがある場合は、一覧だけで判断せず、店舗へ相談する必要がある。カロリー比較と安全確認は別の話として扱いたい。
ネギとチャーシューを足すと価格差も変わる
通常の味噌系は、味噌ラーメン690円、味噌ネギラーメン840円、味噌チャーシュー麺980円、味噌ネギチャーシュー麺1,130円、味噌つけ麺840円と公式ページに表示されている。
特製味噌系は、特製味噌ラーメン840円、特製味噌ネギラーメン990円、特製味噌チャーシュー麺1,130円、特製味噌ネギチャーシュー麺1,280円である。通常味噌と特製味噌の差は、ベースのラーメンだけでなく、派生商品を選んだときにも残る。
ここで確認したいのは、150円を払うかどうかだけではない。味噌を基準にネギを足したいのか、チャーシューを増やしたいのか、つけ麺で食べたいのかを先に決めることだ。トッピングを増やす日なら、ベースの150円差が予算全体へどう響くかを見ておきたい。
迷った日は三つの質問で決める
味噌と特製味噌のどちらかで迷ったら、次の三つを自分に聞けばよい。
- 今日はコクとキレを基準にしたいか、濃厚な白味噌を試したいか
- 150円を味の変化に使うか、ネギやチャーシューへ回すか
- 通常味噌を自分の基準にするか、特製味噌から新しい候補を作るか
通常味噌を選んで物足りなければ、次回に特製味噌を試せる。特製味噌を選んで気に入れば、次からそれを基準にすればよい。一度の注文で生涯の結論を出す必要はない。
150円の意味は、その日の目的で変わる
味噌690円と特製味噌840円の差は、公式が示す価格差であり、満足度を保証する点数ではない。通常味噌はコクとキレ、特製味噌は濃厚な白味噌という説明を手がかりに、自分が食べたい方向を決めるのがよい。
カロリーは普通盛り単品でスープを飲み干した場合の数値、価格は現行公式表示である。情報は更新される可能性があるため、注文前に公式メニューと店頭表示を確認したい。
今日は通常味噌で基準を作る。今日は特製味噌へ150円を回してみる。どちらも正解になり得る。券売機の前で差額を長く見つめていると、麺が伸びる前にこちらの決断力だけが伸び悩む。味と予算を一つずつ決め、次回の比較へつなげれば十分である。