おやじの入門
山岡家メニューで迷うオヤジは、まず5つの味から候補を絞る
山岡家のレギュラーメニューは全29種類。券売機の前で一つずつ比べる前に、醤油・味噌・塩・特製味噌・辛味噌の5系統から味を決め、具や麺量を後から選ぶ。
山岡家の券売機を前にすると、醤油、味噌、塩、特製味噌、辛味噌、つけ麺、チャーシュー、ネギ……と、候補が一気に増える。後ろに人が並び始めると、さっきまで空腹だったのに、急にメニュー審査員の顔になる。そんな【味の五択でフリーズするオヤジ】に読んでほしい。
山岡家の公式レギュラーメニューは全29種類だ。ただし、29種類を最初から一つずつ比べる必要はない。まず味の系統を決め、次に具や麺量を選ぶ二段階に分ければ、券売機の前で考えることが減る。この記事では、どれが全員にとって一番かではなく、自分の候補を30秒ほどで絞る見方を整理する。
29種類は「5つの味」とスペシャルに分けて見る
公式メニューの内訳を数えると、醤油が6種類、味噌が6種類、塩が5種類、特製味噌が4種類、辛味噌が5種類ある。ここまでで26種類だ。残りの3種類は、スペシャルとして案内される商品である。
この数え方を先に知っておくと、「29種類の中から一番を当てる」という問題ではなく、「まず5系統のどれにするか」という問題へ変わる。醤油ラーメンと醤油ネギラーメンは別商品だが、最初の判断では同じ醤油の仲間として見てよい。
現在の公式ページでは、醤油・味噌・塩のラーメンは各690円、特製味噌・辛味噌のラーメンは各840円と表示されている。価格は更新される可能性があるため、ここでは選び方の地図として使い、注文前に公式表示や店頭の券売機を確認したい。メニュー数を数えたら、次は味の方向へ進めばよい。
5系統は公式の説明を「好みの言葉」に置き換える
醤油は、公式ページで30年以上受け継がれてきた伝統の味と説明されている。最初の一杯で大きく外したくない、店の基本を確かめたいという人は候補にしやすい。
味噌は、コクとキレを両立させた味と案内される。濃さだけでなく、味噌らしい力強さと後味の切れ方を気にする人向けの見方だ。塩は、山岡家でしか味わえない深みのある塩とされている。醤油や味噌と違う方向を試したいなら、ここへ目を向ける。
特製味噌は、濃厚な白味噌を使ったワンランク上の味わいという公式説明である。通常の味噌と名前が似ているが、同じものに具を足しただけと決めつけない方がよい。辛味噌は、旨味と辛さのハーモニーが癖になる一杯と案内される。辛さを試したい人の候補だが、辛さが苦手なら無理に選ばなくてよい。
ここで大事なのは、公式の説明を人気順位へ変換しないことだ。「伝統だから全員に醤油」「濃厚だから特製味噌が上」とはならない。自分が今ほしい方向を一つ選ぶための案内として読むのがちょうどよい。
味を決めた後に、具と麺量を選ぶ
味の系統が決まったら、派生商品を比べる。公式メニューでは、醤油・味噌・塩にネギ、ピリ辛ネギ、チャーシュー、ネギチャーシューなどが並ぶ。醤油と味噌にはつけ麺もある。特製味噌にはネギやチャーシュー系、辛味噌にはつけ麺やネギ、チャーシュー系が案内されている。
例えば味噌を選んだなら、次の順番で考えるとよい。
- 具を増やさない味噌ラーメンにする
- ネギの香りや歯ごたえを足したいか決める
- 肉を増やしたいならチャーシュー系を見る
- 汁を飲む一杯ではなく、つけ麺を食べたい日か考える
大盛はプラス210円、中盛はプラス150円と公式ページに表示されている。味と具が決まってから麺量を考えれば、「大盛にしたから味が分からない」という選び方を避けられる。最初から全部を盛らず、基準になる一杯を一度試す方が、次回の比較もしやすい。
つけ麺とスペシャルは「別の入口」として後から見る
つけ麺は、ラーメンの派生として無理に同じ表で比べなくてよい。現在の公式レギュラーメニューには、醤油つけ麺と味噌つけ麺が各840円、辛味噌つけ麺が990円で案内されている。麺とスープの食べ方そのものが変わるので、今日は汁のあるラーメンか、つけ麺かを先に決めると迷いにくい。
スペシャルには、東北・新潟地区・北陸地区限定のプレミアム醤油とんこつ、プレミアム塩とんこつ、ウルトラ激辛ラーメンが掲載されている。地域限定や辛さの条件がある商品を、全国の基本メニューと同じ感覚で選ばないことも大切だ。店舗へ向かう前に、対象地域と現行表示を確認しておきたい。
30秒で注文候補を二つに絞る
券売機の前で迷ったら、次の順番だけ使えばよい。
- 醤油・味噌・塩・特製味噌・辛味噌から、今日の味の方向を一つ選ぶ
- 通常のラーメン、ネギ、チャーシュー、つけ麺のどれへ進むか決める
- 中盛・大盛が必要かを最後に考える
- 価格と提供条件を券売機で確認する
候補が二つ残ったら、無理に一つへ決めず、「今日は基本のラーメン、次回はネギ」と順番をつければよい。注文前に悩み切るより、次の来店へ候補を残した方が楽しみは続く。
最初の一杯は、人気より戻りやすさで決める
山岡家のメニューは29種類あるが、最初に必要なのは全商品を暗記することではない。5つの味から方向を一つ選び、その後で具と麺量を足す。この順番なら、初来店でも再訪でも判断がぶれにくい。
味の正解は人によって違う。醤油へ戻る人もいれば、味噌や辛味噌を基準にする人もいる。公式説明は候補を広げる地図であり、最後に決めるのは自分の腹と予算だ。券売機の前で固まったら、まず味を一つ、具を一つまでに絞りたい。
最新メニューを全部追いかけていると、ラーメンを食べる前に情報で満腹になりかねない。オヤジの記憶力に29種類を丸暗記させるより、次回も戻れる味を一つ覚えさせる方が、たぶん胃にも財布にも親切である。